簿記3級(ネット試験)合格しました!
はじめに
みなさまご無沙汰しております。
3ヶ月勉強期間も取ったので、そろそろ行ってこようと思い先日簿記試験のネット受験を行ってきました! 初心者はペーパーのほうがメモも取りやすく合格しやすいよ~と聞いていたのですが、日曜日に試験となると翌日から仕事になりますし、合格発表も後日になると聞いていたので、ストレスやばいなと思い、ネット試験を選択しました。
結果はギリギリでしたが、なんとか「合格」。
主務とも関係ないですし、何となく始めた学習も結果がでると嬉しいものでした。
今回は、簿記未経験者が3級合格までにナニをやったのか、かんたんですがご紹介できればと思います。
こちらの記事は、
- これから簿記を勉強し始める人の参考に。
- 今週末に試験を控えている人の息抜きに。
- 興味はあるけど実行に移せていない人の後押しに。
なれば良いなと思って書いてますので、よろしかったら最後までお付き合いください。
社会人の平日の勉強方法
まずは勉強方法のご紹介です。
みなさん、お仕事や学校でお忙しい毎日を送っていると思いますが、そこにプラスで受験勉強を入れる隙間はありますでしょうか? ちなみに私はなかったです。
なので、少し無理やり時間を空けることにしました。
具体的には
テレビを見る時間を減らす
▶ 可能な限り録画してCMをスキップする
▶ 見るなら創作物(ドラマ・映画・アニメ)を見て、見終わりを意識する
▶ バラエティ、ワイドショーは見ない(時間を無限に浪費してしまう)
SNSやYouTubeの時間を減らす
▶ 時間を無限に浪費できてしまうので、勉強前は我慢
▶ どうしても気になるときは、勉強を開始してここまで行ったら休憩とルールを作る
朝の時間を有効活用する
▶ 一番頭が冴えている時間帯なので、新鮮な知識が入りやすい
▶ とはいえ、眠いのでコーヒーを飲み始めました
▶ 最初はインスタントでしたが、ドリップコーヒーに変更し、満足感をUP。
仕事の後は無理に勉強しない
▶ 夜には勉強はほとんどしませんでした。
▶ メリハリが大事ですね。ずっと勉強のことを考えることになるので、ストレスも貯まり、今日はやらなくていいだろうと甘えに繋がります。
▶ 夜は筋トレをしたり、別の勉強(ブログの書き方)したり、ゲームをしたりしてました。
▶ 夜勉強したのは、試験の三日前くらいからですかね。
その他、色々とまとめた記事はコチラ
勉強方法について
以前、別の記事でもご紹介しましたが私はオンラインスクールの「クレアール」さんの簿記3級講座を使って勉強をスタートしました。
最初は書店で独学用の本を買って読み始めたんですが、大きな勘違いをしたまま読み進めてしまい、途中で矛盾に気づき、訳が分からなくなり挫折した経験がありました。まったくの未経験者で、前提条件を知らずに独学を開始するのは、ハードルが高いと後から聞いたので、講義形式を選択してよかったです。
クレアールさん、簿記3級であれば1万円程度でWeb講義の視聴権限とテキスト・問題集を送ってくれるので、書店で色々と揃えるとなんのかんのお金が掛かりますし、一々ナニを買うか悩むコストも発生するので、手早いかなと思います。
リンク貼っておきますので、良かったら資料請求してみてください ♪
Web試験の構成と新体制について
タイミングが良いのか悪いのか、私が受験を決定したタイミング以後で簿記の出題範囲や試験時間、問題構成に大きな変更がありました。
試験の変更点は
試験時間:120分 ▶ 60分
問題数 :大問5 ▶ 大問3
試験形式:紙のみ ▶ 紙(年3回)+Web(原則毎日)
あともう1点大きく変わったのが、Web試験は受験日ごとではなく、受験生ごとに問題が異なるらしいということです。テスト問題のデータベースから、ランダムに選択された問題が出題され、仮に同日に一緒に受験した誰かと問題について会話しても、お互いの問題が異なるため、共感を得られないみたいです。
データベースからのランダム抽出となるので、もちろん問題の口外も禁止されています。試験会場に持ち込めるものは電卓のみと、問題をメモるようなものはすべて回収されてしまいます。
なので、今までのように過去の出題傾向から今回のヤマを張るのではなく、得意な問題が出題されることを祈りつつ、苦手を1つずつ潰していく必要がありました。
また、お気づきの通り、試験時間も半分になっています。
これもまた一つのハードルでして、解くスピートもより求められるようになりました。
問題構成は
1問 仕訳
2問 (1)、(2)は補助簿関連や文章題など様々
3問 決算整理仕訳関連
各予備校の予想問題をすべてやりましたが、大体この形式でしたので、大枠外していないと思います。60分計って、ちゃんと解き切れるまで繰り返しました。
時間配分と配点は大体こんな感じでした。
1問 15問✕3点 20分
2問 20問✕1点 15分
3問 16問✕2点+1問✕3点 25分
見てわかる通り、1問あたりの配点が高い1問目、3問目を優先して回答する必要があります。1問目の仕訳は15問あるので、1分半くらいで解いていく必要があります。ここでペースが乱れると終了しますので、ご注意を。
私も徹底的に仕訳を繰り返しました。
クレアールさんのテキストの仕訳を1日で全部やり直し、予想問題の仕訳も全部1分程度で解けるようになるまで繰り返しました。
やりすぎて若干ゲシュタルト崩壊しかけたので、やりすぎも禁物かもしれませんが。
あとは、決算整理仕訳の理解を深め、何度も決算整理前試算表からP/L、B/Sを作る練習を繰り返すだけになります。(この復習も仕訳の練習にもなるのでオススメです)
2問目対策は、補助簿をちゃんと把握するくらいしか無いのかな?と思いました。正直若干捨てていた部分でもあるので、うまくハマればラッキーくらいに思ってました。
付け焼き刃な対策ですが、以下が大事だと思います。
- 事前予想問題を時間を計って繰り返す
- 苦手な分野はテキストの例題を繰り返す
- まずは手を動かす
各予備校が発表している過去問リストも貼っておきます。
かなり参考になりましたので、まだ触っていない方はぜひ体験してみてください。
勉強道具
あまり道具に拘らないのですが、今回は余計なストレスなく学習を進めたかったので、意図的に文具を揃えました。
フリクションボールペン
フリクションボールペンは勉強中に消したいって思いが強かったので、ゴミのでないコチラを選択しました。黒と赤を準備したので、採点などもこちらを利用してました。
A4コピー用紙
あとは、勉強書き込み用のコピー用紙ですね。
ノートや良い紙も最初は使っていたんですが、どんどん無駄に使うことになるので、コスパが良くないんですよね。なので、最終的にはコピー用紙に行き着きました。
電卓(CASIO製)
簿記の勉強での必須アイテム、会場への持ち込みも認められる言わば受験勉強における相棒です。打鍵感やキー配置など、違和感の無いものを時間を掛けて選びましょう。私もSHARP製からCASIO製に買い替え、毎日打ち続けました結果、試験日付近にはブラインドタッチができるようになりました。購入時には12桁のものがオススメです。将来的に2級へステップアップする場合は、必ず必要になりますので。
使っていたものは以上ですね。
試験当日もA4コピー用紙とボールペン、電卓のみ試験会場に持ち込めますので、このセットで勉強していたのは、違和感を感じず良かった部分です。余談ですが、試験中はキーボードや電卓をたくさんタップすることになります。
自分もそうですが、まわりもそうです。些細なことで集中力が切れてしまってはもったいないので、雑音で集中力が切れやすいなと思う方は、耳栓の持ち込みを確認してみてください。貸してくれたり、持ち込める場合もあるそうなので、ぜひお試しください。
試験当日の朝
私の場合は、起床してすぐにやったテストと、1時間くらい経ってからやったテストで10点程度の差がでてしまうことがありましたので、試験時間の3時間前に起床し、朝ごはんを摂取し、1時間勉強。身支度やトイレを済ませてから会場に向かいました。
取りすぎると眠気を誘発してマズイですが、いつもより少し多く糖質を取っていくと、頭の栄養にもなりますので、オススメです。
食欲が無い場合、ラムネの駄菓子でオリゴ糖を摂取するなど個々人で工夫するのが良いかなと思います。
まとめ
あとは、正直自分を信じてテストを受けるのみです。ただ安心してください。ネット試験はテスト後3日後には申し込めるらしく、チャレンジのハードルは大きく下がってます。
以前は2月6月11月と一度落ちると、またしばらく勉強の毎日になってしまいましたが、この改正は非常に心強いと思います。
簿記の意味など聞かれることが結構ありますが、資格の意味よりも、自分で勉強して分かりやすく合格という形で評価される「成功体験」を味わえるのは、社会人にとっては貴重な機会かなと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
長文になりましたが、今回は以上になります!